Case Study 2023年10月25日
会議の議事録を自動生成・要約するLINE Bot
録音データをアップロードするだけで、議事録とTo-Doリストを自動生成。
鈴
鈴木 一郎
受講生
Tech Stack
Claude GAS LINE API
開発期間
2週間
導入効果
議事録作成 1時間 → 5分
課題
週に10回以上の会議があり、議事録作成に毎週5時間以上費やしていました。
- 会議中はメモを取るのに必死
- 後から整理する時間が取れない
- 共有が遅れて情報が古くなる
この状況を何とかしたいと思い、AI Codingを学び始めました。
ソリューション
LINE Botに録音ファイルを送信するだけで、以下を自動生成するシステムを開発しました:
- 議事録(要約版・詳細版)
- アクションアイテム一覧
- 次回会議のアジェンダ案
システム構成
[録音ファイル]
↓
[LINE Bot]
↓
[Google Apps Script]
↓
[Whisper API] → 文字起こし
↓
[Claude API] → 要約・構造化
↓
[議事録PDF]
↓
[Google Drive + Slack通知]
使い方
- 会議を録音する(スマホでOK)
- LINE Botに録音ファイルを送信
- 数分後、議事録PDFがDriveに保存される
- Slackに完了通知が届く
開発プロセス
Day 1-3: 設計と基礎実装
- 要件の整理
- LINE Bot の基本設定
- GASでのWebhook受信
Day 4-7: 文字起こし機能
- Whisper APIとの連携
- 音声ファイルの処理
- エラーハンドリング
Day 8-11: AI要約機能
- Claude APIとの連携
- プロンプトの調整
- 出力フォーマットの設計
Day 12-14: 仕上げ
- PDF生成機能
- Slack通知
- テストと改善
技術的なポイント
プロンプトエンジニアリング
議事録の品質は、プロンプトの設計が鍵でした。
あなたは優秀な議事録作成アシスタントです。
以下の会議の文字起こしを分析し、構造化された議事録を作成してください。
【出力形式】
1. 会議の概要(3行以内)
2. 主要な議論ポイント(箇条書き)
3. 決定事項(箇条書き)
4. アクションアイテム(担当者・期限付き)
5. 次回への申し送り事項
長い会議への対応
1時間以上の会議では、文字起こしが長くなりすぎる問題がありました。
解決策として、チャンク分割 + 段階的要約を実装:
- 15分ごとに分割
- 各チャンクを要約
- 要約を統合して最終版を生成
導入効果
| 指標 | Before | After |
|---|---|---|
| 議事録作成時間 | 1時間/回 | 5分/回 |
| 週あたりの工数 | 5時間+ | 30分程度 |
| 共有までの時間 | 翌日以降 | 会議終了後30分 |
年間で約200時間の工数削減を実現しました。
チームでの活用
現在、部署全体(15名)で利用しています。
- 月間の会議数:60回以上
- 月間の削減時間:約50時間
- 情報共有のスピードが劇的に向上
今後の改善予定
- リアルタイム文字起こし対応
- 多言語対応(英語会議への対応)
- 議事録テンプレートのカスタマイズ機能
AI Codingを学んで本当によかったと思います。毎週の繰り返し作業から解放され、より創造的な仕事に時間を使えるようになりました。
鈴木 一郎