月1万円から月10万円以上へ、AIで副業と本業を変革
大学職員として大量の事務作業をAIコーディングで変え、本業の業務改革と副業収入の増加を実現したToshioさんのストーリー。

今回は、大学職員として抱えていた大量の事務作業をAIコーディングで変え、本業の業務改革と副業の案件獲得を両立するToshioさんにお話を伺いました。
Toshioさんプロフィール:私立大学の職員として留学生支援や大学行事の運営を担当。2024年12月からcode4bizを受講し、QRコード受付や大量書類の処理を自動化した。副業でも在庫管理や業務自動化の案件を手がけ、収入は月1万円から月10万円以上へ増加。現在は非エンジニアの現場感覚と対話力を生かし、本業と副業の両面で活動の幅を広げている。
留学生支援の現場で、自動化の壁にぶつかる
ーー現在のお仕事と、これまでのキャリアを教えてください?
Toshio:私立大学の職員として、主に留学生の支援を担当しています。海外から来る学生の受け入れや短期留学の運営、奨学金や在留手続き、大学行事の運営など、国際系の学生サポートに幅広く携わっています。
新卒で入職した後、学務部を経て国際系の部署へ異動し、海外へ行く学生と日本へ来る学生の両方を支援してきました。日々の仕事では、申請の受け付けや集計、行事の受付など、大量の事務作業を正確に進める力が欠かせません。
ーー受講前は、業務の自動化にどんな壁を感じていましたか?
Toshio:表計算やGoogle Workspace上の定型作業を減らしたくて、VBAやGASを独学していました。ブログやテキストを参考にしながら試したものの、実際の現場で起きる課題は複雑で、思ったようには応用できなかったんです。
メール送信のような限られた作業は自動化できても、業務全体を変える仕組みまでは作れませんでした。サンプルをまねることはできても、自分の職場に合うものを一から形にできないことが、大きな壁でした。
手書きコードなしの実演で、可能性が現実に
ーーcode4bizを受講しようと思ったきっかけは何でしたか?
Toshio:無料セミナーに参加し、音声で指示を出しながら在庫管理アプリが形になっていく様子を見たことです。それまで自分が苦戦してきたものが、目の前で動く仕組みになっていくことに驚きました。
職場でも、データを集めて見えるようにしたいのに、形にできる人がいないという課題がありました。手でコードを書かなくても現場に合う仕組みを作れるなら、自分の仕事にも生かせると感じ、受講を決めました。
ーー最初に、学んだことをどの業務へ生かしたのか聞かせてください。
Toshio:まず副業で担当していた在庫と売上の集計を自動化しました。複数のファイルから必要なデータを集め、表計算で加工していた作業を、ファイルを取り込めば結果が出る専用の仕組みに置き換えたんです。
在庫集計は毎週約1時間かかっていましたが、10分以内で終えられるようになりました。売上集計も30分以内まで短縮できています。 副業で手応えを得たことで、本業にも自動化できる作業があるのではないかと、目の前の手順を見直すようになりました。
約3時間で作ったQR受付が、行事の流れを変えた
ーー本業で特に反響が大きかった仕組みは何ですか?
Toshio:300〜400人規模の行事で使うQRコード受付です。以前は参加者の情報を一人ずつ確認していたため行列ができ、開始時刻に影響することもありました。そこで、事前登録者へQRコードを送り、当日はスマートフォンで読み取って受付を記録する流れを作りました。
この仕組みは約3時間で開発できました。受付に必要な人数を抑えながら行列を減らし、行事を予定通り始められるようになりました。 必要な時だけ使う仕組みなので、大きなサービスを導入するより、現場に合わせて自分たちで作る方法が合っていたと思います。
ーー600〜700人分の書類処理では、どんな改善を行ったのか教えてください。
Toshio:留学生関係の書類をオンラインで受け付け、ファイル名の整理や印刷準備までをつなぐ仕組みを作りました。個人情報を扱うため、一部の処理は外部へ出さず、端末内で動くアプリにしています。
以前は15人で分担しても約10時間かかっていましたが、仕組みを導入してからは1時間以内で終えられるようになりました。 紙を一枚ずつ確認して並べ替える作業が減り、チーム全体の時間を、本来必要な学生支援へ使いやすくなっています。
副業収入は月1万円から月10万円以上へ
ーー副業の仕事と収入は、受講後にどう変わりましたか?
Toshio:受講前は、月1万円で集計作業を担当していました。自動化の仕組みを作れるようになってからは、業務ツールや在庫管理、ランディングページ、商品管理ページなど、依頼される仕事の幅が広がりました。
継続依頼や紹介を通じて複数の案件を任せてもらえるようになり、副業収入は月1万円から月10万円以上へ増えました。 自分でも想像していなかった変化ですが、目の前の業務を一つずつ形にした結果が、次の依頼につながったと感じています。
ーー継続依頼につながった理由を、ご自身ではどう捉えていますか?
Toshio:技術だけでなく、相手が本当に困っていることを聞き、認識を合わせる姿勢が大きかったと思います。案件は受けたら終わりではなく、そこから具体的な要望を一緒に整理していく必要があります。
自分の理解が正しいと決めつけず、『こういう認識で合っていますか』と確認することを大切にしています。 もし理解が違っていても、早い段階で確かめれば、価値のある言葉のやり取りに変えられます。AIを使う時代だからこそ、この対話力はさらに重要になると感じています。
作ってから学ぶ、アウトプット逆算型の成長
ーー学び方や発想には、どんな変化がありましたか?
Toshio:以前は、知識を身につけてからでないと作れないと思っていました。今は少し難しい成果物にも先に挑戦し、AIとやり取りしながら形にして、その後で仕組みを学ぶようになっています。
先にアウトプットを作り、完成物を手がかりにAPIやデータベースの役割を学ぶ流れへ変わりました。 自分だけでは思いつかなかったものが動くと、『これはどういう仕組みなんだろう』と興味が湧きます。その繰り返しで知識が増え、次に作りたいものの幅も広がりました。
ーーcode4bizで得た学びの中で、特に残っていることを聞かせてください。
Toshio:すぐに答えを受け取るのではなく、教材を見直し、自分で調べ、それでも分からない時に質問するという進め方です。最初は時間がかかっても、その過程が自分で解決する力につながりました。
答えを全部教わるのではなく、自分で調べて次の手を選ぶ習慣が身につきました。 成果物を共有した時に前向きな反応をもらえたことも、次の挑戦への後押しになっています。学んだ内容を受講後も使い続けられる土台ができました。
現場の「面倒」を、自分で変えられる人へ
ーー非エンジニアだからこそ、生かせる強みは何だと思いますか?
Toshio:日々その仕事をしている人には、どこで時間がかかり、何が面倒なのかを具体的に分かる強みがあります。専門のエンジニアでなくても、現場の手順を理解していれば、AIへ何を任せたいのかを言葉にできます。
現場を知る人がAIコーディングを使えるようになると、自分たちの業務に合う改善を素早く形にできます。 私自身も、留学生支援や行事運営で感じた不便を出発点にしたからこそ、実際に使える仕組みを作れたのだと思います。
ーー今後目指しているキャリアと、受講を考える方へのメッセージをお願いします。
Toshio:今後は、非エンジニアとして持っている現場感覚をさらに磨きながら、AIツールを使って本業の業務改革を進めたいです。副業でも、相手の課題を丁寧に聞き、より大きな仕事に挑戦できるようになりたいと考えています。
実務の中に『これが面倒だ』と思う作業がある人ほど、学んだことをすぐ試せます。 事務職や営業職など、情報系の経験がない方でも、解決したい課題があるなら一歩踏み出してほしいです。目の前の不便を一つ変えることが、仕事やキャリアの次の可能性につながると思います。